治療方針

当院は「患者さんが自分の病気を理解すること」も治療の一つと考えています。ご自分の病気や治療についてわからないことや不安な事があれば遠慮なくスタッフに聞いてください。代表的な皮膚病についての当院の治療方針は以下のようになります。

アトピー性皮膚炎

乾燥肌に対するスキンケア、湿疹に対するステロイド外用、アレルゲン回避などの生活指導を3本柱として治療を行います。長期におよぶ病気であり、同じ患者さんでも様々な皮膚の状態がありますので状況に応じた保湿剤、ステロイド外用剤の強さの調節などをきめ細かくおこなっていきます。必要に応じて抗アレルギー薬(かゆみ止め)の内服やアレルゲンの検査(血液検査)をおこないます。患者さんによっては漢方薬が有効な場合もあります。一緒になおしていきましょう。

みずむし(足白鮮、爪白癬)

「足の皮がめくれたら水虫」、「足の爪の変形は水虫」思っておられないでしょうか?実は違うこともあるのです。足白鮮(水虫)、爪白癬(爪水虫)は確かにしぶとい病気です。しかし、現在ではきちんと診断がついた上で治療をすれば治すことはできます。当院では診察時に真菌検査(白癬菌をしらべる)をおこない、その場で診断をつけます。足白鮮(水虫)では塗り薬による治療を中心に行います。爪白癬(爪水虫)では診断をつけた上で、飲み薬による治療を行う場合もあります。

皮膚腫瘍

皮膚の腫瘍(できもの)は良性のものから悪性のものまでたくさんの種類があります。当院では肉眼による従来の診察に加えて、ダーモスコープという特殊な拡大鏡を用いた診察をおこなって診断精度の向上を目指しています。良性の腫瘍の場合は切除の希望があれば切除をおこないます。悪性が疑われる場合は4ミリ程度の皮膚を切り取り、細胞レベルでの検査(皮膚生検)をおこなって診断をつけます。必要に応じて大学病院(京都府立医科大学)を紹介します。

巻き爪(陥入爪)

爪の矯正、テーピング、抗生物質(細菌を殺す薬)の塗り薬・飲み薬を状態に応じて組み合わせて治療を行います。当院は保険診療内の昔からある治療法をうまく組み合わせておこなっています。

皮膚病の話

「読む治療薬」

 「患者さんが自らの病気について理解を深めるということ」は、重要な治療の一つであると私は考えます。あたりまえのことですが、病気になると不安になります。その状態でお医者さんにかかり、「この治療でよくなります。」といわれて、色々治療をうけても、すぐに良くならなければ不安が頭をもたげてきます。この不安のために、治療をやめてしまうということも起こります。
 受診している時にその不安がはっきりしているのならば、聞くことができます。でも、たいていは不安はもやもやとしており、聞きたいことは後から思いつきます。また、的確に質問することはなかなか難しい。
 時々病気にかかる私には、ここまでの気分はよく分かります。しかし、病気を治療する側としては、治療をやめてもらっては困るわけです。病気への不安や疑問に対しての答えのようなものがあれば、治療を続けることも少しは楽になるのでは?と私は思います。
 今では、インターネット上には皮膚病の解説も検索すれば多数見つけることができます。しかし、中身は玉石混交であり、有害なものも時には見受けられます。
 そこで、自分の言葉でわかりやすく皮膚病のことをまとめて、「読む治療薬」にしたいと思い立ちました。患者さんが聞きたいと思うことをできるだけ入れて対話形式にしています。医学的の内容については正確性を心がけていますが、日進月歩の早い領域であり私の能力の限界もありますので、誤りがあった場合はご容赦の程をお願いいたします。副作用がなくじっくり効いてくる「読む治療薬」をどうぞ試してください。病名をクリックしてください。
なお、登場人物のエピソードはフィクションがあります。

登場人物

院長:私の分身です。
和尚:ある寺の住職です。院長の旧友で聞き手です。